低スペックPC起因の人件費の無駄を計算してみる

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発端はといえば、メモリ4GBのマシンで開発をしているとかいう話。
一般的にいえば、現在の環境ではメモリ4GBのWindowsマシンの場合、ネットサーフィン程度であれば可能ですが、ブラウザで大量のタブを開いたり、開発ツールを起動したりするとフリーズを引き起こしやすくなります。

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メモリ不足

多くの場合、メモリが必要量に対して不足していることがこの不満の原因です。CPUやストレージも必要ですが、メモリが特に不足しているとストレージの足を引っ張ります。
メモリが不足している場合、コンピューターはハードディスクをメモリ代わりに使います。当然、ハードディスクはメモリより遅いのでフリーズします。
最小化したウィンドウの復帰に時間がかかる場合、メモリ不足の黄色信号です。目の前にあるウィンドウがフリーズする場合は明らかに足りません。

このような低スペックなマシンのことを、ITエンジニアとしての尊厳を毀損するという意味で「人権侵害マシン」と呼称することがあります。

パソコンがフリーズしても人件費はフリーズしない

日本の場合、多くの場合ITエンジニアはいわゆる人月商売という形で扱われます。1人1カ月いくらで派遣しますというような契約です。本質からずれるため、細かい説明はここでは省略します。おそらく他のサイトに書いてあります。

問題になる例として、作業用のマシンが低スペックというものがあります。低スペックすぎて、パソコンがフリーズしてしまうのです。
コストカットを過度に敢行する会社はスペックアップに消極的です。待てばいいという話も出ます。しかし、これは最悪です。パソコンがフリーズしても人件費はフリーズしないため、同一時間で人件費が下がることはありません。

なおサービス残業の強制は、違法な単価のダンピングです。

低スペックPCは会社にも労働者にも不幸

低スペックなマシンを放置すると、労働者だけではなく会社にも不幸になります。労働者にとっては残業に起因する長時間労働を強いられ、会社にとっては無駄な人件費の支出を強いられます。

1人月120万円のエンジニアを、1カ月の稼働時間180時間として計算します。
この場合、パソコンが1秒フリーズするごとに約1.85円の人件費が無駄になります。1分フリーズすれば、約111円の人件費が飛びます。
5分もかかれば、その無駄はワンコイン(500円)を超えます。

パソコンがフリーズしている場合は作業ができないため、労働者にとっても不幸ですし、その間は作業できないのに会社側は賃金を支払わなければなりません。
実際には、フリーズによるストレスは作業できない時間以上に労働者にとって不幸になり得ます。

開発環境の改善を求めたい

事情はあるかもしれませんが、上記のような人件費の無駄が累積を考慮するとパーツ代よりも高くつくことは容易に想像がつきます。
私物ならまだしも、会社資産のマシンが低スペックなのは上記のように無駄な人件費の消費、あるいは残業に直結します。会社資産であれば、一度マシンに投資すれば、当該マシンのリプレースまで、そこで働くすべてのエンジニアに対して効率化を果たすことができます。
特にメモリに関しては、一体型や小型のノートPCを除けば容易に増設ができます。数千円~数万円台のパーツ代をカットして、数万円の人件費を消費するのは無駄ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。