CloudflareでIPv6での接続のみに対応するWebサーバーを簡単にIPv4対応させる

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安価なVPSでは、料金を安くする代わりにIPv4アドレスが付与されず、IPv6アドレスのみが付与されるものがあります。
こういったサービスでは、IPv6アドレスのみが利用できる状態であるため、そのままではIPv4での接続ができません。

具体例を挙げると、Vultrの2.5ドルプランが該当します。このプランでは、IPv6アドレスのみが割り当てられ、IPv4アドレスの割り当てはありません。3.5ドルプランにすればIPv4アドレスを割り当ててもらうことができますが、月額料金が1ドル上がってしまいます。Cloudflareを使用することで、この悩みを解決できます。

By: cea +

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Cloudflareを経由させることで、IPv4環境からもアクセス可能となる

Cloudflareには、IPv4アドレスとIPv6アドレスを相互変換するIPv6 Compatibility機能があります。これは、クライアントとサーバーが任意の組み合わせでIPv4アドレスとIPv6アドレスを利用できるものとなります。
IPv6クライアントがIPv4のみ対応のサーバーに接続する場合によく使われますが、逆にIPv6のみ対応のサーバーにIPv4クライアントから接続可能な状態にすることもできます。

Cloudflareの対応するウェブ接続に関しては対応しますが、それ以外のSSHやFTPのようなサービスは引き続きIPv6で接続する必要があります。

設定方法

設定方法は簡単です。
1. Cloudflare管理画面を開いてドメインを選択し、Networkメニューを選択します。
2. IPv6 CompatibilityがONになっていることを確認します。

基本的にはONに固定されており、ウェブ画面からの操作はできないようになっていますが、古いアカウントを使っているなどの理由でOFFになっている場合はONにしてください。

3. DNSメニューを選択し、AAAAレコードを選択の上IPv6アドレスを入力してください。右側の雲のアイコンをオレンジ(有効)にするのを忘れないようにしてください。入力後、Add Recordをクリックしてください。

IPv6の法則に従い、コロン2個を使用したりゼロを省略したりしたIPv6アドレスはそのまま入力できます。

4. Aレコードが残っており、IPv4での接続が必要ない場合は削除してください。
5. ウェブサイトにアクセスし、正常に接続できることを確認してください。

おわりに

Cloudflareでいつも通りに設定するだけで、IPv6でしかアクセスできないサーバーにIPv4クライアントから接続できるように設定ができます。この機能は無料プランでも利用できるため、もしIPv6アドレスしか割り当てられないVPSを使っている場合でも、IPv4アドレスの割り当て費用を削減する目的として利用できます。
このサイトは現時点ではDigitalOceanを使っていますが、当該Dropletに割り当てられたIPv6アドレスを使用して通信するように設定を行っています。

IPv6アドレスをWebサイト専用にすることで、貴重なIPv4アドレスを管理用に使用するなどセキュリティの強化目的で使用することも可能です。